幼少期から教えるしつけとマナー

大切なのは「叱る」と「褒める」のバランス
我が子を一人前の大人に成長させることは親の役目。その為のしつけは必要不可欠です。そうはわかっていても、インターネットや育児本などには色々な情報があり何が正解なのか分からなくなってしまうこともあると思います。
最近では「叱らない子育て」の意味を履き違え、子どもが他の人に迷惑をかけたり、我が儘を言っていても全く叱らない親もいます。結果的にしつけを受けずに育った子どもは、周囲の人や環境に馴染めずに、対人関係も上手くいかなくなってしまったという例があります。
最初は、可愛い我が子を叱るということが難しいことに感じるかもしれませんが、叱るべき場面ではきちんと叱り、良いことをした時にはしっかりと褒める、このバランスを取りながらしつけをしていくことが最も大切です。
イヤイヤ期では遅い!しつけを始める時期
大人の言っていることを子どもが理解し始めるのは1歳半くらいからです。2歳児になると自我が芽生え始め、2語文くらいの簡単な会話ができるようになります。そして3歳児になると3語文を話し始め、自我が発達して好き嫌いも主張するようになってきます。
そうなるとイヤイヤ期が始まります。イヤイヤ期とは、今までは普通にしていたことや出来ていたことを嫌がって反抗する態度を見せることです。第一次反抗期とも呼ばれ、親に反抗することも子どもの成長の第一歩ではありますが親としては大変なものです。
この時、初めて子どもを叱り始める親もいますが、子どもからすると今までは叱られなかった行動に対して叱られる事で混乱してしまいます。まだ言葉が話せない年齢であっても悪いことをした場合には叱らなければなりません。
また、人間の脳は3歳までに80%が形成されることがわかっています。その為3歳児までにしつけをすることが重要なのです。